欲しがってるのはこっちの口か?と検分するように後ろを覗きこまれる。
固くて細いものが広げる感触。
「なに……?」
「ほとんど、溶けちまってんなー、棒直接触ると痛ぇか?」
ゾロのヤツ!アイスの棒を左右に持って、あそこを拡げてやがる!!
カッと顔に血が上る。
「そんなとこ、見るな……」
「なんでだ? すげーぞ。」
「…っ!」
「ははっ、うねったぞ。なんだ、感じてるじゃねーか。」
言い様、縁をつるりと撫でられ、あえかな声が漏れる。
「真っ赤な肉がうねってる。エロいな、汁まみれだぜ。 ああ、ラムネが出てきたぞ。」
何かが転がり落ちそうな感触を途中で遮り、ゾロがラムネを押しつぶした。
途端に、シュワと敏感な箇所で弾ける。
自分でも、わかるほど、きゅうっとそこが締まった。
「たまんねーな。ほら、言えよ。」
なにを、なに、を・・・?
じゅくじゅくと広がる快感をそのままに、視線ばかりで放置されている。
優位に立ったと思った直後の仕打ちに頭がぼおっとする。
「言えよ、ここに…ぶち込んでほしいモンがあるだろ!?」
「ふざ、けんな!! おま…が、かわした、くせに!」
二度と言うもんか、躰が何を欲しがったって、曲げられないモンもあるんだ。
蕩けかけた頭が怒りでシャキッとしてくる。
アホみてえに開けっ放しだった口を結び、伸し掛かっているオトコを睨む。
目尻に溜まっていた涙がぽろ、と零れた。
すると、頭を抱えるように、ゾロが覆い被さってきた。
「はぁぁぁぁ――。」
大きなため息をひとつついたゾロが、さも愛しげに抱き締めてくる。
当然、後ろから棒は抜き去られているし、もう拘束もない。
愛しげ…は多少願望も入ってるかもしれないが、そうとしか思えない抱き方なんだ。
「悪かった。やり過ぎた。」
「おれぁ、玩具じゃねーよ。」
「そんなこたぁ、思ってねぇ。いつでも、おればっかり欲しがってるのが癪だったんだ。」
おれも…そう思ってた。
両手をゾロの背中に回して抱き寄せる。
同時に左右に割られていた脚をゾロの腰に巻きつけ、浮かせた股間をゾロに押し付ける。
雄同士ではなく、すっかり変わってしまった雌の部分を。
「たまんねぇ!サンジ!!」
はぁっと熱い吐息で答える。
「いれて、イイか?」
「もちろん、存分に。」
圧倒的な質量が割り入ってくる。
ゆっくりと抽挿が開始され、揺すられるごとに取り戻したばかりの冷静さは あっさりとどこかに消えた。
深く強く揺すられ、痛いほど張りつめたところから、とろとろと滴が溢れる。
抜け落ちそうなほど浅いところを、ゆるゆると擦られ、悲鳴をあげる。
絶えず、こすられ、潰れたラムネも刺激を送ってくる、
けれど、
そんなん無くたって
ゾロ
「ぞろ、ぞろ…」
「ん?」
「イイ、か?」
「ああ、サイコーだ。」
その答えが、最後の仕上げになる。
「あぁ!イク。ゾロ、ぞろぉっ!」
「おれもだ!くっっ!!」
体内の奥深くで弾けた熱が広がるように、躰中が痺れた。
「無茶しやがって、バカが。」
「悪かったって言ってっだろ。」
「こんなとこ病気になったらどうしてくれんだよ。泌尿器科行くのも説明すんのもイヤだぞ、おれぁ。」
「てめぇ、おれ以外のヤローにどこ見せる気だ。」
「なに、真剣モードになってんだよ、ばーか!だいたいな、食い物をそういうことに使うのだってすっげーキライなんだよ、少しはおれを尊重しろよ!」
「わかった。悪かったよ。今度ワカメ酒やったら最後にする。」
ドガッ
fin
ブログにも書いたけど、まんちきちんって言葉知ってます?
こないだ、ラインで友達が奈良弁らしいんだけど、満員電車みたいにぎゅうぎゅう詰めの意味なんだって…と紹介したとこから広がる、広がる!
「まんちきち○こ!」
「サンジの○○にゾロの○○○がまんちきちん!」
「五本入りアイスの箱開けただけで明日からにやける!」
………落ち着け、おまえら。
と、いうわけで、まんちきちんアイスをお送りしました。
そして、新しい方言も発覚しました。「まんちょこりん」……なんすか、このかわいさ。
凶悪でしょう。
バラティエでは普通に使ってて、方言とも知らずにメリーに乗ったサンジが使ったら
くっそかわいいじゃねえか!と今日も話の花が咲くのです(笑)